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【読めたら神】日本の難しい漢字一覧!画数が多い・読めない漢字

(うつ)」という漢字、あなたは正しく書けますか? 「小鳥遊」という苗字、何と読むか分かりますか?

日本語には、思わず「こんなの読めるか!」と叫びたくなるような難しい漢字が数多く存在します。画数が多すぎて書けない漢字、面白い読み方をする難読漢字、そして日本人が独自に作り出した漢字まで、その世界は奥深く、知的好奇心をくすぐります。

この記事では、そんな「日本の難しい漢字」を4つのカテゴリーに分け、クイズも交えながら分かりやすく徹底解説します!また、あなたが知っている難しい漢字を一文字教えてください。というアンケートを行いました。

1.見た目が難しい!画数が多すぎる難しい日本の漢字

まずは、純粋に「画数が多くて書くのが難しい」漢字たちです。実用性を超え、もはや芸術の域に達している文字も。ここでは、代表的なものをランキング形式で見ていきましょう。

第3位:鸞(らん)- 30画

JIS(日本の工業規格)で定められた漢字の中で、トップクラスの画数を誇るのが「」です。伝説上の霊鳥を意味し、その荘厳な姿が複雑な字形に表れています。日常で使うことはまずありませんが、知識として知っておくと自慢できるかも?

第2位:ビャン - 58画

中国の麺料理「ビャンビャン麺」に使われることで有名な漢字。日本生まれではありませんが、その圧倒的な複雑さから、難しい漢字の話題では常連です。なぜこれほど複雑なのか、その由来には諸説あります。

第1位:たいと - 84画

現在、日本で最も画数が多いとされる伝説の漢字が、この「たいと」(おとど、だいと とも)です。

  • 構成: 「雲」3つと「龍」3つを組み合わせた国字(日本製の漢字)。
  • 意味: 龍が空を飛ぶ様子を表すなど諸説あります。
  • 実在: かつて苗字として使われていたとされますが、その真偽は不明で、「幽霊文字」ではないかとも言われています。

まさに、漢字界のラスボス的存在です。

【番外編】常用漢字のチャンピオン:鬱(うつ)- 29画 私たちが日常的に使う可能性のある「常用漢字」の中で、最も画数が多いのが「」です。気分がふさぎ込む意味でおなじみですが、元々は「草木が生い茂る様子」も表します。分解すると「林・缶・鬯・彡」などのパーツから成り立っています。

2. 読み方が難しい!面白すぎる難読漢字クイズ

漢字の難しさは、画数だけではありません。見た目は簡単なのに「そう読むの!?」と驚くような難読漢字もたくさんあります。ここでは、クイズ形式で挑戦してみましょう!

【動物・生き物編】

これらの漢字、何と読むでしょう?ヒントは、複数の漢字を組み合わせて1つの意味を表す「熟字訓(じゅくじくん)」です。

  • 第1問: 海豹 → 答え: あざらし (海のヒョウ)
  • 第2問: 海驢 → 答え: あしか (海のロバ)
  • 第3問: 飯匙倩 → 答え: はぶ (毒蛇の一種)

【食べ物編】

外来の食べ物を、漢字で表現しようとした先人の工夫が見られます。

  • 第1問: 甘蕉 → 答え: バナナ (甘いバショウ)
  • 第2問: 牛酪 → 答え: バター (牛の乳製品)
  • 第3問: 鰐梨 → 答え: アボカド (ワニナシ)

【言葉遊び編】

もはや、なぞなぞの世界。意味や洒落から生まれたユニークな読み方です。

  • 第1問: 遖 → 答え: あっぱれ
  • 第2問: 萙 → 答え: くたびれ (草の枕)
  • 第3問: 俤 → 答え: おもかげ (人の弟)

これらの難読漢字は、中国から伝わった漢字を、日本の言葉(大和言葉)に当てはめる過程で生まれた、日本語ならではの文化なのです。

3.日本オリジナル!ユニークな「国字」の世界

漢字は中国で生まれましたが、日本人は自分たちの文化や自然に合わせて、新しい漢字を独自に作り出してきました。それが「国字」です。国字の多くは、パーツを組み合わせることで意味を推測できる、非常にロジカルな作りになっています。

自然を表す国字

  • 峠 (とうげ): 「」の「」と「」の境目。まさに見たまま!
  • 凪 (なぎ): 「」が「まる」こと。
  • 凩 (こがらし): 「」で「」が枯れる様子。

文化・社会を表す国字

  • 働 (はたらく): 「」が「く」こと。
  • 躾 (しつけ): 「」を「しく」すること。日本の教育観が表れています。
  • 畑 (はたけ): 元々は「」で焼いて開墾した「」。

魚介類に多い国字

島国である日本は、魚に関する国字が豊富です。

  • 鰯 (いわし): 「」へんに「い」。傷みやすい性質から。
  • 鱈 (たら): 「」へんに「」。身が雪のように白いから。
  • 鰰 (はたはた): 「」へんに「」。雷の神が鳴る時期に獲れるから。

これらの国字は、日本の風土や文化が色濃く反映された、まさに「メイドインジャパン」の漢字なのです。

4.読めたら奇跡?難しい、珍しい苗字と地名

最後に、特定の家系や地域でのみ使われる、非常にレアな難読漢字をご紹介します。これらは、歴史や言葉遊びが凝縮された、生きた文化遺産です。

謎解きみたいな珍名さん

  • 小鳥遊 (たかなし)
    • 理由: 小鳥が遊べるのは、天敵の「鷹(たか)がいない(無し)」から。
  • 春夏冬 (あきない)
    • 理由: 四季のうち「秋(あき)が無い(ない)」から。「商い」に通じる洒落。
  • 月見里 (やまなし)
    • 理由: 月がよく見える里は「山が無い(無し)」から。
  • 四月一日 (わたぬき)
    • 理由: 旧暦4月1日に、冬着の綿を抜く習慣があったことから。

歴史が刻まれた難読地名

  • 等々力 (とどろき) - 東京都
    • 由来は滝の轟く音から、など諸説あります。
  • 匝瑳 (そうさ) - 千葉県
  • 羽咋 (はくい) - 石川県
  • 宍粟 (しそう) - 兵庫県
  • 重蘭窮 (ちぷらんけうし) - 北海道
    • 北海道には、先住民族であるアイヌの言葉に漢字を当てた地名が多く、特に難解です。

これらの固有名詞は、標準語のルールだけでは読み解けない、多様で豊かな日本語の歴史を今に伝えています。

難しい漢字で表される動物

麒麟(きりん): 伝説上の生物で、日本や中国の神話に登場します。麒麟は吉兆をもたらす生き物とされ、しばしば幸運や繁栄の象徴として扱われます。

猩猩(しょうじょう): 日本では主にオランウータンを指す言葉ですが、中国の伝説では人間に似た外見を持ち、酒を好むとされる神秘的な生物を指します。

蜃(しん): 中国の伝説に登場する巨大な蛇のような海の生物で、しばしば海市蜃楼(かいしじんろう、海に現れる幻の都市)の生みの親とされます。

螭(ち): 中国神話に登場する龍に似た神秘的な生物で、しばしば彫刻や美術品に描かれます。

難しい漢字の食べ物

鰻(うなぎ): 日本の夏の定番料理である鰻は、特に蒲焼き(かばやき)として有名です。漢字自体が複雑で、魚の漢字は一般にその形が複雑です。

麩菓子(ふがし): 和菓子の一種で、小麦のグルテンを主原料として作られます。この和菓子は軽くて甘く、日本のお茶の時間によく合います。

饂飩(うどん): この漢字は日本の代表的な麺類であるうどんを表しています。通常は「うどん」と平仮名で書かれるため、漢字で書かれると認識しにくい場合があります。

鱧(はも): 関西地方、特に京都で夏の季節によく食べられる高級魚です。はもは独特の食感があり、料理法によってさまざまな味わいを楽しむことができます。

粽(ちまき): 粽は、もち米と具材を笹の葉で包んで蒸したり煮たりした料理です。端午の節句に食べる習慣があります。

難しい漢字の魚

鰻(うなぎ): 鰻は日本で非常に人気があり、特に夏に食べられることが多いです。蒲焼きとして調理されることが一般的です。

鱧(はも): 鱧は特に京都の料理でよく用いられる魚です。柔らかい身が特徴で、夏の季節には多くの料理で見られます。

鮎(あゆ): 川魚の一種で、日本では夏に旬を迎えます。塩焼きが一般的な調理法です。

鯉(こい): 日本の池や川によく生息しており、観賞用としても知られています。料理としては、鯉のあらいや鯉こくなどがあります。

鮪(まぐろ): 日本の寿司や刺身で非常に人気のある魚です。特に高品質なものは高価ですが、多くの日本料理で重宝されています。

5.難しいと思う漢字は?20代から50代にアンケート

難しい漢字「20代の回答」

男性 20代

「鬱」

画数が多いから。

女性 20代

「鷲」

何も見ずにかけない。忘れやすい。パッと思いつかない。

男性 20代

「轟」

理由は集合体チックで書くときに少し苦戦するからです。

女性 20代

「癲」

読めるけど、なかなか書けない漢字だと思いました。

女性 20代

「薔薇」

日常生活で書くことは無いが、難しくて書けない。

女性 20代

「熏」

書き方が分からない、画数が多い。

女性 20代

「鸞」

テレビで見てこんなに難しい感じは初めてで印象にあったから。

女性 20代

「霞」

感じ自体が難しく感じる。書きたいときにすぐに出てこない印象がある。

男性 20代

「鷹」

いつもこの漢字を書くのに苦労しているから。

男性 20代

「號」

書く機会もないため、難しく感じる。

男性 20代

「力」

意味が力強いため書き方が重要だと思うからです。

弱々しく書くと意味が伝わらなかったり、またカタカナのカと似ているため差別化させないといけないため。

女性 20代

「龍」

書き順が難しいからです。

女性 20代

「鬱」

雰囲気ではどういう感じかわかるが、画数が多すぎていざ書こうとしても書けない。

横に手本があっても間違えそう。

女性 20代

「潟」

あまり使わないが、書こうと思ったときに悩むことがあります。

難しい漢字「30代の回答」

男性 30代

「薔」

何回も見てるけど、さすがに書けません。

男性 30代

「轟」

車が三つでとどろき!読める気がしめせん。

女性 30代

「羹」

羊羹の羹ですが、単体で出てくると悩む漢字。

男性 30代

「鬱」

ごちゃごちゃしていて、意味的にもあまり覚えたくない漢字だから。

女性 30代

「潟」

隙間の開け方が難しいと思いました。

女性 30代

「鼎」

書きにくくて難しいと思うから。

女性 30代

「薔」

読めるけど書けない漢字の典型だと思う。

女性 30代

「欅」

駅名を漢字で書くことが出来なかったから。

女性 30代

「霰」

一見簡単そうに見えるけど、使う機会が少なく目にすることがないので難しいと思います。

女性 30代

「鬱」

画数が多くて鬱蒼としているからです。

女性 30代

「龍」

よく見るようででも画数が多くて書こうと思っても書ける人は多くないのではないかなと思ったので。

女性 30代

「轟」

理由:漢字自体は難しくないけど、バランスが難しく読みずらいです。

難しい漢字「40代の回答」

女性 40代

「鯔」

読めないからです。

男性 40代

「鬱」

書けそうで書けない漢字ですが最近は某芸人さんのおかげで覚えました。

女性 40代

「衛」

何度も思い出せずに検索する漢字だから

女性 40代

「齋」

大人が書くにしても難しそう。

そして、書き順もややこしそう。

女性 40代

「鰊」

です。みたことのない漢字だからです。

女性 40代

「醤」

書けそうでよく忘れてしまい書けないので。

女性 40代

「難」

難点、難儀、難しい、災難、難関。

今のコロナ禍の中未曾有のウイルスと世界中が戦っています。今にあった難しい文字として考えました。

男性 40代

「鬱」

私の中では書くのがかなり難しい部類です。

女性 40代

「齋」

斉には様々あるようだが、名字によく使われているため、失礼がないよう周到な確認が必要なので。

女性 40代

「薔」

素敵な漢字ですが、書けません。

女性 40代

「齊」

斉藤さんはたくさんいるが、その中でも感じが難しく、書けないから。

男性 40代

「飆」

意味を考えればなるほどですが、なかなか書けません

難しい漢字「50代の回答」

女性 50代以上

「瞬」

なにげなく時を過ごしがちですが、一瞬一瞬を大切にしたいと思うので。

女性 50代以上

「巫」

前何かのクイズでみて、なんとなく覚えていたので。普段使わないなぁ…と思いました。

男性 50代以上

「優」

つくりの「憂い」は他人の苦しみや悲しみ。

つまり、他人の苦しみや悲しみを理解できる人は「優しい」人であり、「優れた」人である。意味は知っていても、その通りに生きることは難しいと思うから。

女性 50代以上

「檸」

檸檬の最初の字。読めるけど自分では絶対に書けない。

女性 50代以上

「藤」

バランス良くかっこよく書けた試しがありません。

男性 50代以上

「漆」

たまに忘れてしまうことがある。

男性 50代以上

「碧」

こんぺきという言葉は知っていても漢字は書けないと思うから

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