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「日本の風習あれこれ」!歴史ある風習から奇習、習慣まで

TVで放送される、アマゾン奥地の原住民の風習を見て、私たち日本人はびっくりします。

それほどではないかもしれませんが、同じように、私たち日本人なら普通にしていることが、外国人にとったら、驚くべき風習かもしれません。

そんな日本の風習のあれこれをまとめてみました。

1.風習って何?

そもそも風習って何でしょう?土地ごとに存在する社会生活上の習わしやしきたり、つまり、風俗習慣のことを言います。まさに、歴史学や民俗学の研究対象にあたるものです。

日本人は、古代より、自然を愛し、神を崇め、生活のあらゆる場で、その恵みに感謝する風習がありました。山や巨岩、大木などを大切にしてきました。

一方、邪なるものに対する恐れもありました。一方、子孫繁栄を願う気持ちから、セックスに対するおおらかであけっぴろげな風習もあります。

日本列島は、島国で大陸から離れ、また南北に長い国土なので、地方や地域によって、風習が同じ国とは思えないぐらいの開きがあることもあります。特に、葬式などの風習の違いは大きいです。

2.日本人にとったら当たり前!外国人が見たら奇妙な日本人の風習

このテーマを語る時、よく話題になるのが、食事の風習です。

今でこそ、刺身も寿司も、外国人にも大人気ですが、一昔前までは、「生魚をたべるなんて!」と顔をしかめられたものでした。

未だに、日本人が鯨を食べることに対して、世界中の人が理解せず、批判しています。それぞれの文化であり、風習なのに・・・。それぞれの国の風習は、特に伝統的な風習は尊重されるべきです。

食事の風習でよく問題になるのが、「音を立てて麺をすする」「食器を持ち上げて、口に触れる」などは、外国でするとひんしゅくものです。

日本人の宗教的風習にも驚かれます。生まれてすぐのお宮参りや初詣は神社、亡くなったら仏式のお葬式、結婚式やクリスマスはキリスト教会というのも、一神教を信じる人たちには理解しがたい日本人の風習です。

日本らしい風習をいくつか紹介

お正月(新年のお祝い)

日本ではお正月が最も重要な伝統的な行事の一つです。家族が集まり、正月飾りを飾り、おせち料理を食べ、初詣で神社や寺を訪れます。また、子供たちには「お年玉」として小遣いが与えられます。

花見(桜の観賞)

春になると、日本全国で桜の花が咲き乱れます。多くの人々が公園や川沿いに集まり、桜の木の下で食事を楽しんだり、友人や家族とのひとときを過ごします。この風習は「花見」と呼ばれています。

七五三

3歳、5歳、7歳の子供たちの成長を祝う行事で、11月に神社でお祝いを行います。子供たちは伝統的な衣装を着て、健やかな成長を願う儀式に参加します。

節分

旧暦の大晦日にあたる節分は、邪気を払い、福を家に招くために豆まきを行います。家族が「鬼は外、福は内」と唱えながら豆をまき、その後、年の数だけ豆を食べる習慣があります。

敬老の日

9月にあるこの日は、高齢者を敬い、長寿を祝う日です。家族が集まり、高齢の家族メンバーを祝福し、感謝の気持ちを表します。

お盆

8月に行われるお盆は、故人の霊を迎え、祀るための行事です。多くの日本人がこの期間に故郷に帰省し、墓参りを行います。

外国人が驚く風習の例

1.エスカレーターを利用する時、東京は左に立って、大阪は右

日本の都市部では常に急いでいる人が多いので、エスカレーターを利用する際は通行人の妨げにならないよう、正しい側に立ちましょう。

東京では、エスカレーターを利用するときは左側に立ち、右側を通ります。大阪ではその逆で、左側を通り、右側に立ちます。

2.靴を脱ぐ

日本の家庭はもちろんのこと、日本のレストランやお寺、博物館などでは、入る前に靴を脱ぐように言われることがあります。

外国人の方からするとびっくりするそうです。

3.チップを払わない文化

レストランやタクシーなど、海外ではチップを渡すことが一般的な施設でも、日本にはチップの文化がありません。

チップとして余分に渡そうとすると、店員はなぜ規定以上の金額を渡すのか混乱し、受け取ってもらえないことが多くなります。

3.古くから伝わる、歴史ある日本の風習

年6回行われる大相撲ですが、神代の時代から相撲は、神事として行われてきました。

江戸時代には庶民の娯楽として大人気となり、それが今に続いていますが、もともとは、日本固有の神道に基づいた神事です。

ですので、こんな時代になっても、相撲の土俵には、女性が上がることはできません。これも、日本に古くから伝わる風習と言えるでしょう。

よくドラマの中で土下座(どげざ)をするシーンがあったり、最近では、モンスタークレーマーが店員に土下座をさせて、その動画をアップして問題になったりしていますが、この土下座も日本独特の風習です。

外国では、神様に向かってこの姿勢をとるところがありますが、人に対して行うので、不快に思う人もいるようです。

また、よく似た姿勢の床に正座というのも、日本独特の風習のようです。欧米の人の中には、正座ができない人もいます。

昔のスポ根ドラマなんかで、先輩や先生が、バツとして何時間も正座させていましたね。今なら、完全に体罰です!

私たち日本人は、普通にしていることでも、外国の人から見ると奇異に見えるのかもしれませんね。

4.日本人でさえビックリ!こんな風習、聞いたことない!

現代と昔とでは、子孫繁栄や、性についての意識に大きな違いがあるので、現代人からするとビックリするような性にまつわる風習、奇習が各地に残っています。その一つをご紹介しましょう。

結婚が決まったカップルの、結婚式直前に、女性だけが、村の実力者のところに呼ばれ、性の手ほどきを受けさせるということが日本の各地で行われていたと言いますから、びっくりです。

これは、大昔の話ではなく、実は1950年ごろまで続いていたと言いますから、さらに驚きです。しかし、こういった「初夜権」の行使は、日本に限らず、世界各地で行われていたようです。

風習というより、まさに奇習ですね。

まとめ

日本の風習のほんの一部のご紹介でしたが、いかがでしたか?

古くから伝わる風習には、日本独特のように見えて、実は世界各地でも同じようなことが行われているということも多いようです。

人間考えることはよく似ているということでしょうか?

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