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タイの文化を知ろう!街文化や食文化、伝統文化も簡単紹介

日本から約5時間のフライトでアクセスできる東南アジアのタイは、長い歴史と独特の文化をもつ魅力的な国です。

今回はタイの文化についてご紹介します。

1.タイの特有の文化や習慣まとめ

タイの文化や習慣まとめ
  1. わい(ไหว้): タイの挨拶の仕方で、両手を合わせて額に近づける動作。敬意を示す際にも使われます。
  2. タイの食文化: タイ料理は世界的に有名で、辛さと甘さ、酸味と塩味が絶妙に組み合わさった独特の味わいが特徴です。代表的な料理にはトムヤムクン、パッタイ、ガパオライスなどがあります。
  3. 仏教: タイの国民の大部分が仏教徒であり、寺院や仏像が国内各地に見られます。また、僧侶への布施やお釈迦様の誕生日を祝うウィサカブチャなど、仏教に関連する行事も多くあります。
  4. タイ古式マッサージ: タイでは古くから伝わるマッサージ技法があり、リラクゼーションや健康維持に役立てられています。タイ古式マッサージは、指圧やストレッチングを組み合わせた独特の手法が特徴です。
  5. ソンクラーン(水かけ祭り): タイの旧正月であり、年の瀬にあたる祭りです。この期間中、水をかけ合って祝福し合い、悪運を払い清める習慣があります。
  6. ムエタイ: タイの伝統的な格闘技で、肘や膝を使った攻撃が特徴です。ムエタイはタイの国技とされ、国内外で人気があります。
  7. タイダンス: タイの伝統的な舞踊で、繊細な手の動きや柔らかい身のこなしが特徴です。また、民族衣装を身につけて踊る様子は美しいとされています。
  8. タイ象祭り: タイでは象が国の象徴とされ、タイ象祭りが開催されるなど、象とのつながりが深いです。しかし、近年は保護や福祉が重視されるようになっています。

2.タイの文化について「宗教・言語編」

タイでは95%近い人が仏教徒で、町にはたくさんの寺院があります。タイの寺院建築は何層にも重なった屋根と、その先端についた鳥の頭をかたどった飾りが特徴です。

タイでは仏教は国教にもなっていますが、日本とは違う系統の仏教です(日本は大乗仏教、タイは上座部仏教)。タイでは仏暦の年号を使っていて、西暦2019年は仏暦の2562年になります。

言語はタイ語で5つの声調があるので、日本語や西洋の言語に親しんでいる人が学ぶ時、はじめはとても戸惑います。文字は丸い部分が多い可愛らしい文字で人気があります。

タイ人の心には、国家としての誇りが大きく関わっています。東南アジアで唯一、ヨーロッパに植民地化されたことのない国というプライドを持っています。

国歌は1日に2回演奏され、人々はその歌が終わるまで立ち止まっていることが期待されています。

国旗は多くの場所に掲揚され、毎朝国歌とともに掲げられ、夕方には再び下ろされます。

映画館では、映画が始まる前に国王の国歌が流れます。タイ人の多くは、宗教や君主制に至るまで、自国に対する永続的な愛を公言しています。

3.タイの文化について「街・生活編」

タイの国土は日本の1.3倍強で南北に細長くのびています。人口は日本の約半分ですが、その5分の1がバンコクとその周辺に集中しています。

バンコクは地震がなく建築基準もゆるいので、町を歩くとユニークな形の建物がたくさん目に入ります。

高層ビルも多く、1番高いマハナコンビルは125階建て、313mです。このビルも壁が崩れ落ちたようなユニークな外観をしています。町では至る所で王族の肖像写真を目にすることでしょう。

タイ人はとても手先が器用です。屋台では、きれいにカットされたフルーツや、小さな花を複雑に組んで輪にしたお供えが売られています。

食べ物などを買うとビニール袋に入れ、空気を含ませて風船のようにし、最後はクルクルと手早く輪ゴムで留めてくれますが、その手つきを見ていると器用さに感心します。

通りに並ぶ屋台はとても楽しく、食べ物はもちろん、洋服や雑貨、ちょっと怪しげなお土産品まで種々雑多です。同じ場所でも昼と夜では違う屋台が出ていることもあります。

タイ人は寺院ではもちろん、道端の祠や仏像にもお供え物をし、祈りを捧げています。

また、僧侶が列をなして托鉢をし、人々が喜捨をしている姿もよく目にします。これはタンブンといって、徳を積むことで来世の幸せを願っているのです。

タイでは曜日の色というものがあります。その曜日の色の服を着たり、自分の誕生日の曜日の色を大切にしたりします。

タイ人はお互いを本名ではあまり呼びません。生まれた時に名前と同時にニックネームが付けられ、そのニックネームで呼び合うのです。

1年中暑いタイですが、バンコクのデパートなどでは冬服が売られています。これは海外旅行に行く人のためなのですが、タイでも年に数日半袖では肌寒い日があり、多くの人はそれを待ち望んでいます。

若い女性などは冬服の方が組み合わせでファッションの幅が広がると考えているようです。

4.タイの文化について「食事・料理編」

タイ人は食べることが大好きです。日本でもポピュラーになったタイ料理は甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱいという4つの味で成り立っています。

町の食堂には卓上に砂糖や酢、辛みの入った調味料セットが置いてあり、自分で好みの味にアレンジして食べます。オーダーする時に「あまり辛くなく」などとリクエストすることもできます。

タイ人は味覚が発達し、手先も器用なので、他国の料理も上手に作ります。「アジアのベストレストラン50」の中にも毎年少なからぬバンコクのレストランが名を連ねます。

タイ人が好む飲み物は甘いものが多いです。紅茶やコーヒーにはたくさんの練乳が入れられます。ペットボトルの緑茶も普通は砂糖入りのものが売られています。

5.タイの文化について「交通編」

タイの町で鉄道があるのはバンコクだけです。第2の都市チェンマイにも長距離鉄道の駅がある以外、町の中に鉄道は走っていません。

バンコクでは高架鉄道と地下鉄が通っていますが、地上の渋滞はなかなか解消されません。タイの人は、電車が混んでいると無理に乗り込もうとはせず、何台か見送る人が多いです。

オート三輪者のトゥクトゥクや、バイクタクシーのモータサイは日本ではお目にかかれない交通手段です。

場所によっては軽トラックを改造したシーロ、郊外では小型トラックを改造した乗り合いバスのソンテウなどが見られます。10人くらい乗れる中距離バスのロットゥーなどもユニークです。

6.タイの文化について「伝統編」

煌びやかな衣裳(女性)やお面(男性)をつけて踊るタイの伝統ダンスは観光客に人気です。

草や木の蔓を編んだ雑貨、ハーブを使った製品なども多く目にします。

焼き物では落ち着いた色合いのセラドン、金彩などを使って華やかなベンジャロンなどが有名です。また、ジムトンプソンなどに代表されるタイシルクの製品も人気です。

「王室プロジェクト」や「OTOP(一村一品運動)」などのシステムがあり、各地域の伝統文化が守られています。

以上、タイの文化の一端をご紹介しましたがいかがでしたか。タイを理解する参考にしていただければ幸いです。

7.タイの文化「その他」

王室の重要性

タイでは王室が国民にとって非常に重要な存在です。国王は国家の象徴とされ、多くのタイ人に敬愛されています。王室に関連する行事や祝日も多く、国民の生活に深く根ざしています。

伝統的な工芸品

タイは伝統的な工芸品で知られており、特に絹や金属細工、陶磁器、木彫りなどが有名です。これらの工芸品は、古来から受け継がれる独特の技法と美的センスを反映しています。

歌と踊り

タイの音楽とダンスも独特で、地域によって異なるスタイルが存在します。伝統的な楽器を使用した音楽や、物語性のある踊りが、祭りや特別な行事で披露されます。

タイの祝祭日

タイにはロイクラトン(灯篭流し)のように美しい伝統的な祭りがあります。これは水辺に灯篭を流し、災いを流し去り幸運を願う儀式です。

タイの映画とテレビドラマ

近年、タイの映画やテレビドラマは国際的にも注目されており、独特のストーリーテリングや演出が特徴です。これらの作品はタイの文化や社会を反映していることが多いです。

タイの料理の地域差

タイ料理は地域によって異なる特色を持っています。たとえば、北部は辛さ控えめでハーブを多用し、南部は辛くて海の幸を使った料理が多いです。

生活様式と家族構造

タイの家族構造や生活様式も興味深いです。伝統的には大家族が一緒に住むことが多く、高齢者への尊敬と家族の絆が強調されています。

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