
「フィンランドって何が有名なの?」
そんな疑問に答えるために、この記事ではフィンランドで有名な観光地・文化・グルメ・ブランド・人物をまとめてご紹介します。
旅行前の下調べや、北欧に興味がある方にもおすすめの内容です。フィンランドの魅力をぎゅっと詰め込んでお届けします!
目次
1.フィンランドの有名観光地・自然スポット一覧
ヘルシンキ(Helsinki)

- 特徴:フィンランドの首都。美しい港町で、モダン建築と歴史的建造物が共存。
- 見どころ:
- ヘルシンキ大聖堂(白亜の建物が有名)
- スオメンリンナ要塞(世界遺産)
- デザインディストリクト(おしゃれな北欧雑貨ショップ多数)
ロヴァニエミ(Rovaniemi)

- 特徴:サンタクロース村がある「クリスマスの本場」。
- 見どころ:
- サンタクロース村(1年中サンタに会える)
- 北極圏線(Arctic Circle)を跨げるスポット
- オーロラ観賞(9月〜3月が見頃)
ラップランド地方(Lapland)
- 特徴:フィンランド最北の大自然地帯。オーロラと雪景色が絶景。
- 見どころ:
- キッティラ(Levi)スキーリゾート
- ムオニオ(Pallas-Yllästunturi国立公園)
- トナカイ体験や氷のホテル
ヌークシオ国立公園(Nuuksio National Park)
- 場所:ヘルシンキから車で約1時間
- 特徴:手軽に行ける森と湖の自然公園
- アクティビティ:ハイキング、キャンプ、湖でのカヌー体験など
カレリア地方(Karelia)
- 特徴:ロシア文化の影響が残る伝統的な地域
- 見どころ:
- コリ国立公園(Koli National Park):北カレリアの象徴
- 湖水地方の風景とカレリア料理
サーリセルカ(Saariselkä)
- 特徴:静かな山岳リゾートで、オーロラ観賞やスキーが人気
- アクティビティ:
- ガラスイグルーに泊まってオーロラ観賞
- 犬ぞり体験や雪上バイク
サイマー湖(Lake Saimaa)
- 特徴:フィンランド最大の湖。島と入り江が複雑に入り組んだ美しい湖水地方。
- 見どころ:
- プンクハルユのリッジ(絵画のような景観)
- 絶滅危惧種サイマーワモンアザラシの生息地
ポルヴォー(Porvoo)
- 特徴:中世から続く美しい街並み
- 見どころ:
- 赤い倉庫群(川沿い)
- 石畳の旧市街と木造の家々
- アンティークショップやカフェ
タンペレ(Tampere)
- 特徴:フィンランド第3の都市。工業都市から文化都市へ変貌。
- 見どころ:
- サルカニエミ遊園地(展望タワーあり)
- ムーミン美術館(公式な美術館はここだけ)
トゥルク(Turku)
- 特徴:フィンランド最古の都市、かつての首都
- 見どころ:
- トゥルク城
- オーラ川沿いのカフェと散策
- 群島地域(アーキペラゴ)の玄関口
2.フィンランドの有名な文化・習慣
サウナ文化(Sauna)🔥
- 国民的な習慣。人口550万人に対して約300万のサウナがあると言われています。
- 家庭や会社、時には議会にもサウナあり。
- 裸で入るのが一般的(家族や友人と)。
- サウナの後に湖や雪に飛び込むのが伝統的なスタイル。
シス(Sisu)という精神💪
- **「あきらめない強さ」「静かな忍耐力」**を意味するフィンランド独特の価値観。
- フィンランド人のアイデンティティの中心ともいえる考え方。
自然との共生🌲
- 森・湖・雪など自然との関わりが深い。
- **「自然享受権(Everyman’s Right)」**があり、他人の土地でも森や湖を自由に歩いたり、ベリーやキノコを採取したりできる(常識的なルールあり)。
静けさを大切にする文化😌
- 無理に会話せず、沈黙も快適な時間と捉える。
- シャイな印象を受けるかもしれませんが、実は誠実で温かい人が多い。
コーヒー大国☕
- フィンランド人は世界一のコーヒー消費国(一人あたり年間約12kg)。
- 朝・昼・夕、仕事中の「コーヒーブレイク(カハヴィタウコ)」が重要な社交の時間。
ムーミン文化🦛
- トーベ・ヤンソン原作の「ムーミン」は国民的キャラクター。
- グッズや美術館、テーマパーク(ナーンタリのムーミンワールド)もあり、国内外で大人気。
靴を脱いで家に入る習慣👟
- 家に入るときは靴を脱ぐのがマナー。
- 清潔さとリラックスした雰囲気を重視する文化。
3.フィンランドで有名な食べ物・グルメ一覧
カレリアンピーラッカ(Karjalanpiirakka)🥟
- ライ麦で作った薄い生地に、お米やジャガイモの粥を包んだ伝統的な軽食。
- 上に「卵バター(munavoi)」をのせて食べるのが定番。
- 朝食や軽食、パーティーなど幅広い場面で食べられる。
サーモンスープ(Lohikeitto)🍲
- クリーミーなサーモンスープ。じゃがいも・玉ねぎ・ディルなどが入っている。
- フィンランドの家庭料理の代表格。寒い日にぴったり。
ルーネベリタルト(Runebergintorttu)🧁
- 2月5日の詩人ルーネベリの日に食べるケーキ。アーモンドとラズベリージャムの風味。
- 小さな円柱形のケーキで、上に赤いジャムと白いアイシングが乗っている。
レイパユースト(Leipäjuusto/チーズパン)🧀
- 焼きチーズ。焼くと「キュッキュッ」と音がするので「 squeaky cheese 」とも呼ばれる。
- ほんのり甘いクラウドベリーのジャムと一緒に食べるのが定番。
ミートボール(Lihapullat)🍖
- スウェーデンにも似た料理だが、フィンランド風は素朴でしっかり目の味付け。
- じゃがいもやリンゴンベリージャムと一緒に提供される。
グラヴィロヒ(Graavilohi)🐟
- 塩とディルでマリネした生サーモン。
- ライ麦パンや新じゃがと一緒に食べる。冷たい前菜として人気。
シナモンロール(Korvapuusti)🍥
- フィンランド版シナモンロール。直訳で「平手打ち」という名前が面白い。
- コーヒーのお供として愛されている定番おやつ。
マッカラ(Makkara)🌭
- フィンランド風のソーセージ。バーベキューや夏至祭の定番。
- 焚き火で焼いてマスタードをつけて食べるのがフィンランド流。
ムスティッカピーロッカ(Mustikkapiirakka)🫐
- ブルーベリーパイ。夏に森で摘んだブルーベリーを使ったデザート。
- クリームと一緒に食べると絶品。
サルミアッキ(Salmiakki)🍬
- 世界一不思議な味のキャンディと呼ばれる、強烈な塩味のリコリス菓子。
- フィンランド人には愛されているが、外国人の多くには衝撃的な味…。
4.フィンランド発の有名ブランド・企業一覧
NOKIA(ノキア)
- 概要:かつて世界最大の携帯電話メーカー。
- 現在:通信インフラ・5G機器・IoT分野に強み。
- 豆知識:元々は木材・ゴム製品の会社だった。
Supercell(スーパーセル)
- ジャンル:モバイルゲーム開発会社(ヘルシンキ拠点)
- 代表作:
- 『クラッシュ・オブ・クラン』
- 『クラッシュ・ロワイヤル』
- 『ブロスタ』
- 特徴:少人数で高品質のゲームを生み出す「セル型組織」で有名。
Rovio Entertainment(ロビオ・エンターテインメント)
- 代表作:『アングリーバード(Angry Birds)』
- 備考:世界的ヒットによりアニメや映画にも展開。
Marimekko(マリメッコ)
- 概要:カラフルで大胆なプリントが特徴のファッション・雑貨ブランド。
- 商品例:ウニッコ柄のトートバッグ、服、食器など。
- 人気:北欧雑貨好きに圧倒的人気。日本にも店舗あり。
Iittala(イッタラ)
- ジャンル:ガラス製品・テーブルウェアの老舗ブランド。
- 代表アイテム:
- アルヴァ・アアルトの花瓶
- ティーマシリーズの食器
- 特徴:シンプル・機能的・美しいデザイン。
Arabia(アラビア)
- 概要:フィンランドを代表する陶磁器ブランド。
- 特徴:丈夫で実用的。ムーミンシリーズの食器が特に人気。
- Iittalaと同じグループに属している。
Fiskars(フィスカース)
- 概要:世界最古の刃物メーカーの一つ。創業は1649年。
- 代表製品:オレンジ色のハサミ、ガーデンツール、キッチン用品。
- 豆知識:IittalaやRoyal Copenhagenも傘下に収めるグループ企業。
Halti(ハルティ)
- ジャンル:アウトドア・スポーツウェアブランド。
- 特徴:防寒着や登山ウェアなど。北欧の過酷な自然環境に適した品質。
Reima(レイマ)
特徴:動きやすく、寒さ・雪に強い設計。
概要:子ども用の高機能防寒ウェアブランド。
人気国:北欧諸国、日本でも一部人気。
5.フィンランド発の有名ブランド・企業一覧
ジャン・シベリウス(Jean Sibelius)
- ジャンル:作曲家(クラシック)
- 代表作:「フィンランディア」「交響曲第2番」など
- 豆知識:国民的作曲家として尊敬され、フィンランドの独立精神の象徴的存在。
トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)
- ジャンル:作家・画家・イラストレーター
- 代表作:「ムーミン」シリーズの原作者
- 特徴:フィンランド・スウェーデン系。芸術家としても評価が高い。
アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)
- ジャンル:建築家・デザイナー
- 代表作:アアルトベース、Iittala製品、ヘルシンキの公共建築など
- 特徴:北欧モダニズム建築の先駆者。
ターヤ・トゥルネン(Tarja Turunen)
- ジャンル:メタル・ソプラノ歌手
- 元バンド:Nightwish(ナイトウィッシュ)の元ボーカル
- 特徴:クラシックとロックを融合させたサウンドが特徴。
ヒム(HIM)
- ジャンル:ロックバンド(ラブメタル)
- 代表人物:ヴィレ・ヴァロ(Ville Valo)
- 特徴:暗く耽美的なサウンドで世界的人気を博した。
キミ・ライコネン(Kimi Räikkönen)
- ジャンル:F1レーサー
- 実績:2007年F1ワールドチャンピオン
- ニックネーム:アイスマン(寡黙でクールな性格)
テーム・セラニ(Teemu Selänne)
- ジャンル:アイスホッケー選手(NHL)
- ニックネーム:フィンランドのフライング・フィン
- 実績:NHL通算600ゴール以上を記録
ヤリ=マッティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala)
- ジャンル:WRC(世界ラリー選手権)のレーサー
- フィンランドはラリースポーツが盛んで「フライング・フィン」の伝統を継ぐ一人。
エドヴァルド・ヴァロ(Edvard Valo)
- ジャンル:詩人・思想家(19世紀末)
- ※一部作品はスウェーデン語でも執筆されている
サーリ・サロ(Sari Salo)
- ジャンル:教育研究者
- 特徴:フィンランドの教育改革を牽引した人物の一人