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ブルネイ料理おすすめ!これを食べれば間違いなしの定番グルメ

「ブルネイ料理」と聞いて、どんな食べ物を思い浮かべますか?

「そもそもブルネイってどこ?」 「マレーシア料理と何が違うの?」

そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。実はブルネイ料理は、マレーシアやインドネシア料理をベースに、中華、インド、そしてボルネオ島先住民の食文化が融合した、ユニークで奥深い世界なんです。

この記事では、ブルネイ旅行で絶対に外せない代表的な料理から、ローカルな麺類、カラフルなスイーツまで、ブルネイの食の魅力を余すことなくご紹介します!これを読めば、あなたのブルネイ旅行が何倍も楽しくなること間違いなしです。

まずはコレ!ブルネイ料理のシンボル TOP2

数あるブルネイ料理の中でも、これだけは絶対に食べておきたい!という2つの国民食をご紹介します。この二つは、ブルネイの歴史と今を象徴する特別な料理です。

1. アンブヤット (Ambuyat):共同体の絆を味わう伝統食

アンブヤットは、サゴヤシの幹から採れるデンプンをお湯で練り上げた、半透明でモチモチとした不思議な食べ物です。ブルネイの国民食であり、まさにブルネイの魂とも言える一品。

  • どんな味?: アンブヤット自体にはほとんど味がなく、葛餅やわらび餅に似た食感です。
  • どうやって食べる?: 「チャンダス」と呼ばれるV字型の竹箸で巻き取り、噛まずに飲み込むのが伝統的なスタイル。味の決め手は「チャチャ」と呼ばれる酸味と辛味が効いたディップソース!マンゴーや発酵ドリアン(テンポヤック)を使った強烈なソースもあり、お店ごとの味の違いを楽しむのも一興です。
  • ポイント: アンブヤットは、魚のスパイス煮込みや山菜炒めなど数種類のおかずと一緒に、みんなで大皿を囲んで食べるのが基本。家族や友人との絆を深める、ブルネイの共同体精神を象徴する料理です。

2. ナシ・カトック (Nasi Katok):安くて旨い!国民的ファストフード

ナシ・カトックは、白ご飯(ナシ)、フライドチキン(アヤム・ゴレン)、そして特製のサンバルソース(辛い調味料)がセットになった、驚くほどシンプルな料理。その手軽さと美味しさで、ブルネイ国民の胃袋を掴んで離しません。

  • 名前の由来: 「カトック」はマレー語で「ノックする」という意味。昔、夜中にお腹を空かせた人がお店のドアをノックして作ってもらったのが始まり、という逸話があります。
  • 魅力: なんといってもその安さ!1ブルネイドル(約110円)程度から楽しめる手軽さが魅力です。
  • 店の個性はサンバルにあり: チキンの揚げ方や味付けもさることながら、お店の真価が問われるのがサンバルソース。甘辛いものから激辛まで、店ごとに秘伝の味があり、お気に入りの一店を見つけるのも旅の醍醐味です。

ブルネイ旅行で絶対に食べたい!絶品メインディッシュ5選

ブルネイの食卓を彩る、食べ応え抜群のメイン料理をご紹介します。

3. ビーフ・ルンダン (Beef Rendang)

牛肉をココナッツミルクとたっぷりのスパイスで長時間煮込んだ、ドライタイプのカレー。特別な日のお祝いに欠かせないごちそうで、**「世界で最も美味しい料理」**に選ばれたこともある逸品です。

4. バンブーチキン (Bamboo Chicken)

ボルネオ島先住民の伝統料理。スパイスで下味をつけた鶏肉を竹筒に詰め、直火でじっくり蒸し焼きにします。竹の香りが染み込んだお肉は、驚くほど柔らかくジューシーです。

5. サテ (Sate)

鶏肉や牛肉を串に刺して炭火で焼いた、日本でもおなじみの串焼き。ブルネイのサテは、甘くて濃厚なピーナッツソースが特徴。屋台やレストランで気軽に楽しめます。

6. アンパップ (Ampap)

クダヤン族に伝わる伝統的な魚料理。魚を数種類のスパイスと共に煮込んだもので、アンブヤットのおかずとしても定番です。

7. イカン・ゴレン (Ikan Goreng)

「イカン」は魚、「ゴレン」は揚げるという意味。新鮮な魚を丸ごと素揚げにした豪快な料理で、外はカリカリ、中はフワフワの食感がたまりません。サンバルソースをつけていただきます。

毎日でも食べたい!ブルネイの定番麺&ご飯もの4選

地元の人々の日常に欠かせない、麺とご飯のローカルフードです。

8. ラクサ (Laksa)

ココナッツミルクをベースにした、スパイシーなカレー風味のスープ麺。隣国マレーシアのサラワク州のラクサに似ており、鶏ガラベースのスープと細い米麺が特徴です。

9. ソト・ミー・カウイン・ブルネイ (Soto Mee Kawin Brunei)

スパイスが効いた鶏肉スープの麺料理。「カウイン(結婚)」という名の通り、米麺と中華麺の2種類が一杯の丼に入っているのがユニークな特徴です。

10. ナシ・レマッ (Nasi Lemak)

ココナッツミルクで炊いた香り高いご飯に、サンバル、揚げた小魚、ピーナッツ、ゆで卵などを添えた一皿。マレーシアの国民食としても有名ですが、ブルネイでも朝食の定番です。

11. ミー・ゴレン / ナシ・ゴレン (Mee Goreng / Nasi Goreng)

東南アジア全域で愛される焼きそば(ミー・ゴレン)とチャーハン(ナシ・ゴレン)。お店ごとに味付けや具材が異なり、シンプルながら奥深い味わいです。

小腹が空いたら!甘くて美味しいブルネイのスイーツ&ドリンク

イスラム教国であるブルネイではアルコールの提供がありません。その代わりに、驚くほど多彩で甘いお菓子と飲み物の文化が花開いています。

12. クエ (Kueh):カラフルな伝統菓子

「クエ」は米粉やココナッツミルクを使った一口サイズの伝統菓子の総称です。

  • クエ・UFO: 揚げドーナツのようなお菓子で、UFOの形がキュート。
  • セルルット: 円錐状のヤシの葉に米粉の生地を入れて蒸した、優しい甘さの餅菓子。
  • セリ・ムカ: もち米とパンダンリーフ風味のカスタードが二層になった、見た目も美しいお菓子。

13. プルット・パンガン (Pulut Panggang)

もち米に甘いココナッツフレークなどを詰めてバナナの葉で包み、香ばしく焼いた軽食。おやつにぴったりです。

14. テ・タリック (Teh Tarik)

「引っぱる紅茶」という意味の、甘くて泡立ちが豊かなミルクティー。高い位置から紅茶を注ぎ移すパフォーマンスも楽しめます。

15. バンドン (Bandung)

ローズシロップとミルクで作る、鮮やかなピンク色が特徴の甘いドリンク。お祝いの席でよく飲まれる、幸せの味です。

ブルネイ料理をもっと知るための豆知識

ブルネイで食事をする際に知っておくと便利な文化やマナーをご紹介します。

  • 厳格なハラル: ブルネイは敬虔なイスラム教国のため、国内で提供される食事はすべてハラルです。豚肉やアルコールは一切使用されません。
  • 右手を使う: イスラム文化では左手は不浄とされています。食事をしたり、物を受け渡したりする際は、必ず右手を使いましょう。
  • 金曜日はお休み: 金曜日の正午から午後2時頃まではイスラム教徒の集団礼拝の時間。多くのレストランやお店が閉まるので注意が必要です。

【番外編】日本でブルネイ料理は食べられる?

残念ながら、2025年現在、日本に「ブルネイ料理専門店」はありません。

しかし、がっかりしないでください!ブルネイ料理の多くはマレーシア料理と共通しているため、本格的なマレーシア料理店を訪れることで、その雰囲気を味わうことができます。

  • 狙い目のメニュー:
    • サテ
    • ビーフ・ルンダン
    • ラクサ
    • ナシ・レマッ
    • テ・タリック

これらの料理は、多くのマレーシア料理店で提供されています。

また、ブルネイ独自の**「ナシ・カトック」**は、フライドチキンとご飯、そしてサンバルソースがあれば自宅でも簡単に再現できます。市販のサンバルソースを使えば、手軽にブルネイの味を楽しめますよ!

ブルネイ旅行で食べたいおすすめ料理5選を紹介

おすすめブルネイ料理①「バンブーチキン」

バンブーチキンはボルネオ地方のイバン族の間で伝統的に食されていた料理です。

調理道具の竹筒は、長さ50㎝で中が空洞になっていて精密にくりぬかれています。

そして中にマリネにされた細切れのチキン、タマネギ、スパイス、ハーブなど入れ、笹の葉で蓋をします。

次に、竹筒を火の上に吊るし、低温でじっくりと調理します。

竹筒から取り出したジューシーでスパイシーなチキンをご飯と一緒に食べます。

この調理法は長い間イバン族の間で秘密とされていました。

おすすめブルネイ料理②「プロットパンガン」

プロットパンガンは日本語訳で「焼きもち米」。ちまきの様な料理です。

もち米と乾燥した小エビ、ココナッツ、調合した香辛料を混ぜ合わせます。

混ぜ合わせたものをパンダンリーフでつつみ、蒸しあげれば完成です。

一口食べるとココナッツ甘みとエビの風味が口に広がり、やみつきになります。

使用されるパンダンリーフは「皮膚病」「消化不良」「腹痛」「発熱」「不妊症」などにも効くといわれていて、現地では欠かせない健康食品です。

おすすめブルネイ料理③「ガーリックハニーピザ」

「ピザがアジア料理!?」と思いますが、はちみつとニンニクを組み合わせたピザはブルネイが起源とも言われています。

一番初めに販売したのはブルネイにあるピザ・ハット。

濃厚チーズのしょっぱさ、ニンニクの香ばしさ、ハチミツの甘い風味の愛称は抜群です。

このガーリックハニーピザはブルネイ国民のこころを掴み、今はピザ・ハット以外のレストランでも気軽に食べることが出来ます。

おすすめブルネイ料理④「ナシレマッ」

ナシレマッは、東南アジアの料理では最もポピュラーなマレー料理のひとつです。

ココナッツミルクで炊いたご飯とピリ辛なサンバルソース、小エビ、ピーナッツ、ゆで卵とで食べる料理です。

ココナッツミルクで炊き上げたご飯はパラパラに炊きあがり、冷えても美味しく食べることができます。

ココナッツミルクで炊いたご飯と、サンバルソースとの相性は抜群!

アンチョビーやフライドチキンなどを添えて、ブルネイならではのパンダンリーフに乗せて食べます。

夜市で味わうナレシマッは格別です。

おすすめブルネイ料理⑤「アンブヤット」

ブルネイの伝統料理アンブヤットは、現地に行ったら絶対に食べたい料理です。一見、糊のように見える。アンブヤットは味のないサゴで、通常カカーと呼ばれるソースにつけて食べる。

粘り気のある白い物は、サゴヤシの樹幹から取れる食用のデンプン「サゴ」で、タピオカのデンプンに似ています。

アンブヤットの食べ方は多種多様です。

イカンゴレン(魚のフライ)、パキ(野菜)、ハティブヤー(牛の肺)、ビーフレンダン(じっくり煮込んだビーフシチュー)など、他のメイン料理と一緒に食べるのが一般的です。

チリソースに付けてスパイシーにしたり、マンゴー・ドリアンなどのフルーツソースに付けて甘くしたりなど様々な味を楽しめます。

食べ方はキャンダスと呼ばれる、上がくっついた箸のような竹棒でアンブヤットを巻きつけ、ソースをつけます。

お餅に似ていて、日本人にとっては馴染みのある食感です。

まとめ

世界有数の観光国ブルネイのおすすめ料理を紹介しました。ブルネイの食べ物や料理の特徴は以下の通りです。

  1. 多様な影響: ブルネイ料理は、マレー、中国、インドの料理文化の影響を受けています。このため、スパイスの使用が多く、様々な味わいが楽しめます。
  2. 海産物の豊富さ: ブルネイは海に面しているため、魚介類を豊富に使用します。新鮮な魚、エビ、貝などが一般的な食材として用いられます。
  3. 肉料理: 鶏肉、牛肉、羊肉はよく使用されますが、イスラム教の国なので豚肉は食されません。また、肉料理にはハラールの基準が適用されます。
  4. ご飯と麺: ご飯は日常的な主食であり、ナシレマック(ココナッツミルクで炊いたご飯に様々なトッピングをした料理)やナシカタウ(牛肉のカレーと一緒に供されるご飯)などが人気です。また、多様な麺料理もあります。
  5. スパイスとハーブ: クミン、コリアンダー、レモングラスなどのスパイスやハーブが豊富に使用され、香り高い料理が多いです。
  6. 甘いスナックとデザート: カダイ、バナナの葉で包んだケーキ、甘いプディングなど、様々なスナックやデザートが楽しめます。
  7. 飲み物: テー・ターリック(ミルクティー)、コーヒー、フルーツジュースなどが人気です。

ブルネイ料理は、伝統的なレシピと外国からの影響が融合し、独特の味わいと多様性を持っています。それぞれの料理には、ブルネイの文化的背景や歴史が反映されており、食べることでその文化に触れることができます。

親日的で、近年は日本からの観光客も増えています。

ブルネイに行く機会がありましたら、この記事を参考にして、現地の料理を堪能してみてください。

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